SynologyのNASにopkg(Entware)を導入する

雑記
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

はじめに

この記事ではSynologyのNAS[1]DS220jにopkg(Entware)を導入する方法を記載しています。

(基本的にはこのドキュメントに沿って操作していく形になります)

また、あらかじめNASに対してSSHで接続できる状態になっていると仮定して解説しています。

opkgを導入する

1. SSHで接続する

opkgの導入はCLIから操作する必要があるため、まずはNASにSSHで接続します。

2. ディレクトリを作成する

接続後、以下のコマンドを実行してディレクトリを作成します。

mkdir -p /volume1/@Entware/opt
 3. /opt ディレクトリを削除してoptwareディレクトリをマウントする

/opt ディレクトリが空 (Optwareがインストールされていない) ということを確認し、 /opt ディレクトリとその中身を削除します。

その後、手順2で作成したディレクトリを /opt にマウントします。

rm -rf /opt
mkdir /opt
mount -o bind "/volume1/@Entware/opt" /opt

Note: bindコマンドが機能しない場合はシンボリックリンクを作成してみてください

ln -s /volume1/@Entware/opt/ /opt
4. インストールスクリプトを実行する

このスクリプトはCPUによって異なります。(詳しくはこちらを参照してください)

私が使用しているDS220jはarmv8 (aarch64) なので以下のスクリプトを使用しました。

wget -O - https://bin.entware.net/aarch64-k3.10/installer/generic.sh | /bin/sh

このインストールスクリプトが正常に終了すれば、この後はWebGUIによる操作なのでSSHを切断してしまっても構いません。

5. 自動起動タスクを作成する

NASのWebGUI (DSM) に移動し、コントロールパネルからタスクスケジューラーを開きます。

タスクスケジューラーの作成から「トリガーされたタスク」→「ユーザー指定のスクリプト」をクリックします。

以下の内容で設定します。

タスク名: Entware
ユーザー: root
イベント: ブートアップ
プリタスク: (空白)

次にタスク設定タブに移動し、「コマンドを実行」欄に以下のスクリプトを貼り付けます。

#!/bin/sh

# Mount/Start Entware
mkdir -p /opt
mount -o bind "/volume1/@Entware/opt" /opt
/opt/etc/init.d/rc.unslung start

# Add Entware Profile in Global Profile
if grep  -qF  '/opt/etc/profile' /etc/profile; then
	echo "Confirmed: Entware Profile in Global Profile"
else
	echo "Adding: Entware Profile in Global Profile"
cat >> /etc/profile <<"EOF"

# Load Entware Profile
[ -r "/opt/etc/profile" ] && . /opt/etc/profile
EOF
fi

# Update Entware List
/opt/bin/opkg update

貼り付けたらOKを押してタスクを作成します。

6. 再起動する

再起動後からokpgを使用することが出来るようになります。

これで導入は完了です。お疲れ様でした。

References[+]

References
1 DS220j

コメント

タイトルとURLをコピーしました